[大賀ハス] 植物学者でハスの権威者でもある大賀一郎先生の
エピソードは有名です。あの広大な千葉市の東京大学検見川
総合運動場で、3粒の古代蓮のタネを発見したのはボランテ
ィア参加の[女子中学生]。その中で開花したのは1個のみ。
千葉公園にある大賀蓮記念碑、この大賀博士の功績を讃えた
記念碑にも第一発見者は全く記載されていません。ところが
昭和58年7月18日の この石碑の除幕式には28歳になった元
中学生が招待されて、除幕の綱を引いているのです。全く表
に出てこない偉大なる無名の第一発見者 [女子中学生]は誰。
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この一粒の発見こそが、今や広く世界に咲く大賀ハスの影の
功労者、この [女子中学生]のお名前は? 大賀博士の発見時の
手帳の写真から判明しました。この中学生のお名前が発見者
として記載。小さな文字で、「3/30日夕刻17:10頃 ◯◯
◯◯さん発見、(古蓮実) 長さ1c、重さ0.6g)」とあります。
(千葉生涯学習センター 大賀蓮展に掲載の写真より)
プラントハンターや、第一発見者には命名権もあるのでは!?
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千葉市に転居して約50年、当時は7月25日ごろ東大グランド
で行われていた「大賀ハスまつり」も温暖化の影響か、最近
では6月から開花、千葉公園では7月一杯が見頃です。今年も
見事に咲いた美しい古代蓮 …2000年のロマン、縄文の花…
[NISHINO-OHGA LOTUS] に会いに行く。
昭和26年3月千葉検見川東京大学グラウンド地下より発見され
た3粒の蓮の実はハスの権威者大賀一郎博士に依り約 2000年
前のものと鑑定され、その年の5月に発芽し、翌年7月18日見
事に開花した。その後此処千葉公園に移植され、毎年薄紅色の
美しい花を開いている。また此処から世界各地にも贈られ、友
好親善を深めている。この蓮の永久に生命あらんことを念じて
やまない。 千葉蓮の会会長 (原文記載)